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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

4/19 (日) 2009

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ノボリのヨーロッパ遠征記

text by

登里享平

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こんちには!登里です。
デュッセルドルフ国際ユースサッカー大会から帰ってきました。千葉での直前合宿からスイス、ドイツと2週間の長旅で大変でしたが、すごく貴重な経験をさせてもらいました。

メンバーは高校選手権の優秀選手で構成されていて、みんな知ってる顔ぶれだったのでやりやすかったです。リーグ戦で4試合を戦ったんですが、3試合でゴールを決めることができました!
点を決めると音楽が流れて「ノボリザート!!」ってアナウンスが流れるんです。ちょっとびっくりしました。

ポジションは4-4-2の左の中盤で、デュッセルドルフ、グラスホッパー、PSV、ボルシアドルトムントと対戦しましたが、みんな体ががっしりしていて、高さもあって足が長い選手が多かったです。相手が高いので、自分たちはグラウンダーでつないで斜めにパスを入れてスペースを狙うといった、モビリティで勝負しました。

結果はグループ最下位でしたが、ある程度は戦うことができたと思います。

海外での試合は小学生以来で、ヨーロッパは初。やっぱり移動が大変ですね。日本から飛行機で10時間、そこからバスで3時間とかなので。ただ、スイスでの合宿の合間にバスでミラノまで行って、ACミラン対レッチェの試合を観戦することができました。いや〜、すごかったですね。バスから降りると、スタジアムから「We Will Rock You」の歌声が響いてくるんですよ。あのスタジアム、やばいっす。
試合まで少し時間があったので、ヒロキさんにだいぶ前から頼まれていたネスタのTシャツを買っていこうと身振り手振りで必死で探したんですけど、カカやロナウジーニョはあったのにネスタはなかったんですよね。仕方がないのでチャンピオンズリーグのTシャツをお土産で買いました。
ヒロキさん、気に入ってくれたかな?

そうそう、ひとつショックなことが。
ドイツで携帯電話をなくしちゃったんですよ〜。たぶんドイツ入りしてバスを降りてからだと思うんですけど。スイスのときはフロンターレのスタッフにメールを送ったんですよ。ホテルに帰ったらケータイが見つからなかったんです。海外なので使ってなかったんですけど、ポケットに入れてたらなくしちゃいました...。かなり落ち込みましたよ。でも、翌日の試合のときは気持ちを切り替えましたけど。

海外の食事も慣れないので大変でした。スイスもドイツも食事自体はおしかったんですけど、日本人なのでやっぱり白米が食べたくなるんですよね。でも、大会が終わった日にデュッセルドルフの日本領事館に招待してもらって、カレーやとんかつ、唐揚げとかを出してもらいました。何がうれしかったって、炊飯器があるのがうれしかったです。みんな、これを待ってました!という感じでしたね。

日本領事館の敷地内には日本庭園があって池のなかに橋がかかっていて桜があったりして、すごくきれいでしたよ。大会のときにも留学生や現地在住の日本人の方が試合を観に来てくれていて、おにぎりとかを差し入れしていただきました。すごくありがたかったです。
日本領事館に行ったあと、ケルンに移動してあの有名な大聖堂を見物しました。お城みたいなむっちゃでかい建物で、すごかったです。壮大でした。スイスは写真とかで見る景色そのままで朝とかほんまきれいですし、ドイツはドイツで煉瓦作りで屋根の色とかも統一されていてきれいな町並みでしたよ。

サッカーはもちろんですけど、それ以外でもいろいろな経験をさせてもらい、本当に充実したヨーロッパ遠征でした。国際大会はめったにできない経験ですし、そこでゴールを決めて代表での第一歩というか、小さなアピールをすることができたかなと。でも、まだまだ課題だらけですし、川崎に戻ったらさらに頑張っていかないとと改めて感じました。年度別代表、そしてフロンターレでもこの経験を生かして、さらに上のレベルを目指して頑張ります。

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