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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

5/ 6 (水) 2009

カテゴリー:

無事帰国

text by

オフィシャルライター 麻生広郷

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天津戦翌日。選手たちはよく眠れたのでしょうか。
「喧嘩をしにきたわけじゃなくて勝つためにここに来たので、冷静にやらなきゃと思っていたけど…」とエイジ。
天津との一戦は、荒れ模様の試合になってしまいました。テレビの映像ではあまり伝わらなかったかもしれませんが、スタジアムは殺気立った異様な雰囲気に包まれていました。試合後も観客の興奮が収まらない危険な状態だったため、選手たちは別の経路からカーテンを締め切ったバスに乗りスタジアムを出発。シャッターが開いた瞬間、待ち構えていた人たちからモノが投げつけられ、わめきながらバスを足蹴にする人もいました。一昨年のACLも帯同させてもらっていますが、ピッチ内外でここまで対立感情をあらわにされたのは初めてです。選手たちはサポーターのことを心配していましたが、日本大使館の方や中国の公安の協力により、無事スタジアムから出られたようです。とりあえずひと安心。中国で戦うアウェイゲームがどんなものかを肌で感じた1日でした。
昨日の今日ということで移動のバスや飛行機のなかは静かでしたが、中部国際空港に着くと選手の表情も明るくなってきました。「やっぱり日本が落ち着くわぁ」とケンゴ。同感です。天津戦は選手やスタッフにとって、非常にストレスのかかる試合だったと思います。でも、これも経験。結果は結果として受け止め、選手たちの気持ちは切り替わっているようです。
22時前、新横浜に到着。するとホームで天津まで応援しに来てくれてたサポーターが、横断幕を掲げてチームを待っていてくれました。「お疲れさまです!」と優しく声をかけるサポーター。突然の激励に選手たちは最初驚いていましたが、「あんな試合になってしまったのに…。本当にありがたいことです」と、チームを後押ししてくれる存在の大切さを噛み締めていました。

次は中4日(実質3日しかありませんが)、リーグ首位・浦和レッズとのアウェイゲーム。ACLとはまた違った意味での超アウェイ、埼玉スタジアムでの一戦。選手もサポーターも燃えないわけないですよね。強敵ですが、相手にとって不足なしです。天津で味わった悔しさを勝利という結果で晴らしてほしいです。サポーターも同じ想いでしょう。横浜FM戦、そして天津戦ともやもやした試合が続きましたが、今度こそはフロンターレらしいサッカーで完全燃焼してほしいですね!

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