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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

10/19 (木) 2017

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第7回かわさき修学旅行!

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集客プロモG

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陸前高田の皆さんを川崎に招いて実施する「かわさき修学旅行」が10月14日〜15日の2日間、ホームゲームの仙台戦に合わせて開催されました。
この活動は今年で数えること7回目。交流のある陸前高田の人たちに選手がプレーしている姿を実際に見てもらうことと、私たちのホームタウン・川崎がどんな場所か、より知ってもらうため東日本大震災が起こった2011年から年に一度開催しています。

今年、修学旅行に参加したのは総勢29名。14日の朝早くに陸前高田を出発し、お昼前に東京駅に到着。そこからはバスに乗り込み等々力へ移動します。この日の天気は雨が降ったり、止んだりのはっきりしない天気。それでも天気予報ほどの雨は降らず、何とか修学旅行がスタートです。
競技場到着後は、まずキックオフ前の集合写真撮影のリハーサル。メインスタンドからピッチに入り、整列の練習です。初めて入るプロのピッチに子どもだけではなく、大人たちも大興奮。練習だけでもテンションが上がります。その後は選手のバス待ちに移動。柵の外で待っていたサポーターからもあたたかい拍手をもらって、修学旅行参加者も選手のバスを待つために整列します。参加者からはこの日のために作った手書きの「優勝」や、中村憲剛選手のJ1リーグ400試合出場をお祝いする幕が掲げられました。バスから降りた選手もそれを見て手を挙げて応えるなど、7年間培ってきた交流が垣間見られた瞬間でした。

その後はバックスタンドで、参加者代表の小松大成君が挨拶。フロンターレへの感謝と、将来プロサッカー選手になりたいという夢を語ってくれました。バックスタンドからゴール裏を通り、メインスタンドへ戻るときには、スタンドから「陸前高田」コールと、拍手をもらい、参加者は照れながらもスタンドに手を振っていました。
それからはしばらくの自由時間。あんまり時間がなかったので、まずは腹ごしらえということで、等々力グルメを堪能する参加者が多かったです。

メインスタンドに戻ると、いよいよ選手の入場です。リハーサル通りに「かわさき修学旅行」の幕を持って並んでいると、フロンターレとベガルタの選手が参加者の後ろに並びます。この日はスタンドも緩衝地帯がありません。そしてフロンターレとベガルタの選手も混ざって記念撮影に参加します。このような光景はJリーグの中でも唯一だと思います。いつまでもこんな関係が続けていけるように、今後も進んでいきたいと思います。
試合はというと、後半35分過ぎまで0-2と敗戦濃厚でしたが、なんとここから5分間の間に3点を入れ、3-2で逆転勝利!
まさに等々力劇場といった感じですが、スタッフの我々でもこんな試合、見たことありません。きっと陸前高田から来てくれたみんなのパワーが後押しをしてくれたのではないでしょうか。

そんな興奮が冷めやらぬ中、そしてさっきまでプロの選手がプレーをしていたピッチ上でスクールコーチによる「ピッチで遊ぼう」を実施しました。小雨が降る天気でしたが、スクールコーチの指導の下、ボールを使っての鬼ごっこや、フルコートでの試合を実施。参加は自由だったのですが、子どもたちだけでなく親御さんも参加され、普段の運動不足を等々力のピッチ上で解消していました。
帰りのバスに乗り込もうとすると、なんとこの日400試合出場を果たした中村憲剛選手が参加者に会いに来てくれました。目の前にヒーローがあらわれてみんな大興奮。憲剛選手からも「みんな応援ありがとう!」という言葉が掛けられ、みんなのすごく嬉しそうな顔が印象的でした。
ホテルに帰った後は入浴と夕食タイムです。たくさん運動したので、ご飯もたくさん食べて、翌日に備えて就寝です。

翌日は朝食のあと、かわさき修学旅行では初めての電車で川崎市内を移動します。今回は参加者の子ども多くが、地元の高田FCというサッカーチームに所属していることから、フロンターレのU-10とサッカー交流を麻生グラウンドで実施します。今回は川崎駅にあるホテルに宿泊したので、麻生グラウンドがある栗平駅へは、南武線に乗り、登戸で乗り換えて小田急線で向かいます。こういった在来線に乗ること自体初めての子ども達ばかりで、つり革につかまったり、窓の外をずっと見ていたり、乗り慣れない電車で立ち疲れてしまったりといろいろな子ども達。でもこれも修学旅行の一環として思い出にしてもらえたら嬉しいです。
麻生グラウンドについた子ども達はさっそく練習の準備をしてグラウンドに向かいます。この日は普段U-10が行っている練習に高田FCの子ども達が一緒に参加。はじめは遠慮がちだった子どもたちも時間が進むに連れて、お互いを名前で呼び合うようになり、最後は両チームの選手で混合チームを作りミニゲームを行いました。ボールひとつですぐに仲良くなれるのもサッカーの醍醐味ですよね。これからもお互いサッカーを続けて、いずれ大きくなって何かの試合で再会するなんてことがあったら、今回参加した子ども達もきっと嬉しいでしょうね。それまでサッカー頑張ってね!

サッカー交流が終わった後は、クラブハウスで昼食の時間。みんなでお弁当を食べていると、サプライズで登里選手が来てくれました。昨日の中村選手に続き、間近で見る選手にまたまた大興奮。登里選手は4月に陸前高田で行ったサッカー教室にはケガで参加できなかったので、「サッカー教室に行けなくてゴメンな。来年は絶対に行くから待っててな。」と子ども達に声を掛けてくれました。きっと来年はその約束を守ってくれることでしょう。
そして子ども達からは昨日選手を迎えるときに掲げた「優勝」幕を登里選手にプレゼント。登里選手からは「あと3つタイトルが残っているので、優勝できるようにガンバリマス!」と力強い言葉をもらいました。
その後は片付けをして、栗平駅からいざ東京駅へ。
今回のかわさき修学旅行は内容も思い出もギュッと詰まった二日間でしたが、少しでも陸前高田の方々の笑顔に繋がってくれたら、こんなに嬉しいことはありません。

今回の修学旅行実施にあたり、多くの組織、団体の皆さまにご協力いただきました。参加者にたくさんのお菓子をご提供いただいたロッテさん、宿泊にあたり多大なご協力をいただいたオンザマークス川崎さん、サッカー交流のあと大勢の入浴を受け入れていただいた湯快爽快栗平さん、そしてサポーター有志の皆さんには今回も活動全般のサポートをしていただきました。心より感謝いたします。ありがとうございました。

陸前高田の皆さんとの交流をクラブだけではなく、たくさんの川崎の皆さんの協力を得て開催できることに感謝するとともに大変誇らしく感じています。今後も「高田フロンターレスマイルシップ」の協定のもと、お互いがお互いの励みになり、たくさんの笑顔があふれる活動をしていきたいと思っておりますので、今後とも継続的なご協力をよろしくお願いいたします。

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