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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

5/27 (日) 2018

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2018陸前高田市訪問2日目!

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ホームタウン

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昨日に引き続き、今日は陸前高田訪問2日目の様子をご報告します!

大盛況だった一日目の「高田フロンターレスマイル交流会」の翌日は、選手会主催の学校訪問です。例年、選手会主催のサッカー教室を実施していましたが、今年は「より多くの子どもたちと触れ合いたい」という選手会の意向で、市内の小学校を訪問することになりました。本当は市内全8校に訪問したかったのですが、小友小学校だけは運動会の振替休日で休校だったため7校の訪問となりました。

選手たちはまず、高田小学校を除く6校に4~5名ずつに分かれて訪問しました。訪問した小学校では手作りのウェルカムボードを作ってくれたり、応援歌を歌って出迎えてくれたりと、どの学校でも歓迎してもらって選手たちも感激していました。そのお礼というわけではないですが、エドゥアルドネット選手は訪問した小学校にあった和太鼓をサンバのリズムで叩いたり、他の学校では守田選手と脇坂選手がリフティングやパス交換などを披露したりと、短い時間の中でも盛り上げていました。

各学校へは優勝した証の星の付いた今シーズンのユニフォームと、みんなでサッカーを楽しんで欲しいという思いから各学年にひとつずつのサッカーボール、そして6年生には今年の算数ドリルを選手から生徒へ贈呈させていただきました。みんなに喜んでもらって選手たちも嬉しそうでした。

学校訪問の他にも、ホームゲームの場外イベント「陸前高田ランド」でお馴染みの広田湾漁港の大和田家のカキや、きのこのSATOさん、リンゴ農家の田中農園さんにも訪問させていただきました。

大和田家に訪問した田坂選手は釣りが大好きですが、それを知った大和田さんが沖にあるカキ棚まで船を出してくれ、なんと海釣りをさせてもらいました。釣果は…でしたが、美味しい蒸しガキもいただいて選手たちは大満足でした。

きのこのSATOさんに訪問した選手たちは、きのこのビニルハウスを見学させていただいたあと、こちらも試食タイム! ということで、きのこのバター焼きを振舞っていただきました。あまりの美味しさに谷口選手は「手が止まらない!」とずっと食べていました。

田中農園さんは1000本ものリンゴの木があり、その広大な敷地に選手たちも驚いていました。今は収穫の時期ではないので、美味しいリンゴを作るために葉っぱや枝を間引いたりして、少しだけ手伝いをさせていただきました。どの選手もめったにできない体験を楽しんでいました。これもひとつの「交流」ですよね。

また今年の新加入選手は高田小学校の濱口先生に講話をしていただきました。震災当時からの写真を見せていただきながら、時折言葉を詰まらせてお話していただく内容には選手も言葉をなくしていました。

それぞれ分かれて行動していた選手たちは高田小学校へ集まりました。集まった選手たちは6学年に分かれて活動スタートです。

1、2年生は訪問した週末に運動会が開催されるので、そこで披露するダンスの練習です。そこへ選手も入って一緒に踊ります。1、2年生と言っても練習を重ねてきているのか、ダンスがとても上手で、教えてもらう選手もチラホラ。それでも見よう見真似で踊っていると、最後はなんとか子どもたちに合わせて踊れるようになりました。選手たちも一緒に踊って、汗をかいて楽しかったようです。

3~5年生は防災カルタで防災の授業。このカルタ、実は川崎市の幸区と一緒にフロンターレが制作したもので、カルタをしながら防災を学べるというもの。被災地である陸前高田で受け入れられるか不安なところもありましたが、実際にやってみるとみんな楽しそうにやってくれました。選手たちも勝負事となれば大人も子どもも関係ない、という感じで真剣にやっていましたよ!

6年生は川崎市内ではお馴染みの「算数ドリル実践学習」。算数ドリルにある問題を、実際にカラダを動かしながらといていくという学習です。今回参加したのは中村選手、田坂選手、登里選手、安藤選手の4名。フロンターレと陸前高田が交流するキッカケとなった算数ドリルの実践学習を2011年にもチームにいたこの4選手が実施するということに感慨深いものがありますね。

授業のあとはお楽しみの給食の時間。今回は選手も子どもたちと一緒に教室で給食を食べました。選手たちは久しぶりの給食とあって大興奮。子どもたちよりも早く並ぼうとするタビナス選手、「おかわりじゃんけん」をする田坂選手など、子どもたちよりも選手のほうが楽しそうでした。

ソンリョン選手のクラスでは金通訳が「せっかく韓国の選手がいるので、韓国語で”いただきます”を言いましょう!」など急ょ韓国語の授業(?)が始まったり。2年生の生徒でしたが上手に言えてソンリョン選手も拍手! こんな交流もすごく素敵ですよね。

ブラジル人選手たちも日本の給食は食べられるかな? と少し不安でしたが、3人とも完食。給食を食べている間、言葉が通じないのに一生懸命、身振り手振りでお互いの気持ちを伝えようとする選手と子どもたちの姿は本当に微笑ましい光景でした。

その他の教室でも選手たちと子どもたちが、以前から知り合いだったかのように楽しそうに話している姿をたくさん見ることができました。今回の交流が子どもたちの笑顔にすこしでも繋がれば選手たちもこんなに嬉しいことはありません。

給食を食べ終わると、全員体育館に集合です。

せっかく仲良くなったのにお別れするのは辛いですが、最後に高田小学校の子どもたちと選手で記念撮影をして、学校訪問は終了しました。

選手たちが体育館を出てバスに乗り込むと、子どもたちはバスが見えなくなるまで手を振って見送ってくれました。「ありがとう!」、「また来てね!」と叫ぶ姿に改めて絆を感じることができました。

選手会の発案から実現したこの学校訪問。試合日の翌日でしたが、その疲れも全て吹き飛ぶような楽しい2日間でしたし、私たちの方がたくさんの元気をもらえた2日間でした。初めての試みで不安なこともたくさんありましたが、たくさんの笑顔に出会えて本当に良かったと思います。来年もたくさんの笑顔に出会えるような活動を行っていきたいと思います。

選手たちも自身のブログやSNSで今回の訪問で感じたこと、思ったことを書いていますので、そちらもぜひ読んでみてください。

今回は本当にたくさんの方々に協力していただいて、この2日間の活動ができました。特に陸前高田のサポーター「陸前高田フロンターレサポーターず」の皆さんや市役所の皆さんには、事前に市内にチラシを配布していただいたり、ポスターを貼っていただいたり、会場を手配していただいたり、学校に働きかけをしていただいたりしていただきました。また川崎のサポーターには交流会場を賑やかにするためにスタジアムで使用している幕や太鼓を貸していただきました。本来、楽しむ側にも関わらず、裏方となってこのイベントを一緒に作り上げていただいた皆さんには感謝しかありません。

そんな皆さんがフロンターレと関わってよかった、と思っていただけるようにこれからも活動していきますので、これからもお互いがお互いの励みになれるよう、交流していきましょう!

本当に2日間、ありがとうございました!!

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