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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

12/ 2 (木) 2021

カテゴリー:

街歩きバリアフリーマップ作成

text by

タウンコミュニケーションスタッフ

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障がいの有無関係なく「誰もが」サッカーを「観る」ことが出来る。
ダイバーシティにおいて当たり前のことであり、実際に等々力には「車いす席」もあります。
ただ、車いす席で来場の方はほぼ車で来場されているのが実態。

では、お車をお持ちでなかったら?
駅から車いすでスタジアムには来場できないのか?
車いすの方だけでなく、初めてスタジアムに来られる方や道なり不安な方(車いすやベビーカーなども含む)は、その不安を抱いたままスタジアムに来場するのか。

その「不安」を「安心」に変えるべく、富士通さんと議論したのが、ちょうど1年前の2020年冬ごろ。そこから話し合いをしつつ、「バリアフリーマップの作成」に向けて動き出しました。
「バリアフリーマップ」とは、バリアフリー観点(段差の有無、歩道の有無、多機能トイレの有無など)で経路を確認し、掲載をしたマップです。
スタジアムへの徒歩での来場方法は主に武蔵小杉駅、武蔵中原駅、新丸子駅の3駅から。ルートはこの3通りにしました。

2021年2月。
フロンターレサポーターのみなさんに協力してもらい実際の経路を一緒に歩いてもらい、確認。車いすを利用しているサポーターのかたもご参加くださり、歩道がない場所や狭い道など普段意識しなかった部分に気がつくことができました。

2021年4月。
この下調べを元に、スクールの子どもたちに見て回ってもらおうと思い、「街歩きバリアフリーマップ作成イベント」を企画。
しかし緊急事態宣言など、感染状況を考慮し中止に。
実際に街で歩くことはできないものの、バリアフリーマップの作成は進めておりました。

時は過ぎ、2021年11月。
緊急事態宣言の解除を待ち、作成したバリアフリーマップの印刷をしました。
さらにマップに掲載されている中原区内の全小学校に配布。小学4年生のバリアフリーについて学ぶ子どもたちを対象に、いつも通る道をあらためて観察する機会となればうれしいです。
11月3日(水・祝)の浦和戦の日には実際にバリアフリーマップを見ながらスタジアムへの来場イベントを実施。スクール生を対象に車いすに乗りながら等々力競技場へと向かいました。

徒歩ルートは、道幅、段差、勾配、歩車分離などの観点で、より安全な道をひとつひとつ選んでいます。特に、私道や民家の前の道は極力避け、多少遠回りしてでも公道を通ることを優先しました。それぞれ約30分の道のりは、古くからある街並みのため、バリアフリーの観点で、段差や交通量がかなり多く、車いす使用者やベビーカーの方にとって、必ずしも優しい道ばかりではありませんでしたが、事前に情報を公開することで、一人でも多くのひとが安心してスタジアムを訪れることができるようになることを願い取り組みました。

作成したバリアフリーマップは、FROCAFE、川崎フロンターレ後援会事務所のほかにも下記よりダウンロードいただけます。車いすをご利用でないかたも、マップを見ながらいつもとは違う道を歩くことで意外な発見があるかもしれません。

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