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ピックアッププレイヤー 2023-vol.05 / アンカー・ジャパン株式会社 代表取締役CEO 猿渡 歩 ✕ 川崎フロンターレ FRO 中村憲剛

“アカデミーで描く未来。そして、その先へ。

聞き手・構成/いしかわ ごう 写真:大堀 優(オフィシャル)interview & compose by Ishikawa Go photo by Ohori Suguru (Official)

2023年3月25日、アカデミー育成拠点を中心とした「Anker フロンタウン生田」が川崎市多摩区生田の浄水場跡地にオープンした。広大な敷地に人工芝サッカー場やテニスコート、バスケットコートなどがあり、一般利用も可能な複合スポーツ施設だ。市民の憩いの場となるだけではなく、災害時の一時避難場所としての機能も兼ね備えている。

今回の完成を記念し、川崎フロンターレFRO 中村憲剛と、ネーミングライツ契約を締結したアンカー・ジャパン株式会社 代表取締役CEO 猿渡 歩による特別対談を実施した。二人が語った、ここから描くクラブの未来とは。

施設の感想はいかがでしょうか。

中村「とんでもない施設が出来上がったなと思います(笑)。自分がフロンターレに入ったのは2003年ですが、当時はトップチームのクラブハウスがまだプレハブの時代でした。それを考えると隔世の感どころではないですね。ボキャブラリーがなくて申し訳ないですが、ただただすごいです」

猿渡「自分は今日で3回目だったのですが、以前に来た時はまだ建設中でした。全てが素晴らしい施設ですね。多目的広場など市民の方とも触れ合える場所になっており、とても良い環境だと感じています」

中村「今までのフロンターレアカデミーはそれぞれの場所で活動していましたが、その活動場所が一箇所になりました。地域の方も遊びに来れる、より身近な場所になっています。それは選手にとっても良いことで、自分たちが地域の皆さんに支えられている、応援されている感覚をよりリアルに体験できる場所になると思います。それにしても、このロッカー…… 自分がフロンターレに来た時のトップチームよりもいいですよ(笑)」

猿渡「現在のトップチームはどうですか?」

中村「トップは一人一人のスペースがもっと大きいですし、部屋もさらに広いです。ただ、ここは育成年代ですからね。U-18とU-15・12で明確に差別化されていて、あそこ(U-15・U-12)からここ(U-18)に行くのも競争なんだぞ、と思わせるような作りになっています。育成年代にとって羨ましい環境であると同時に、これだけのものを揃えてもらったわけですから色々な意味で言い訳ができなくなるなと。フロンターレがより発展するために、選手たちだけではなく、僕含めてスタッフも頑張らないといけない。やる気とプレッシャーの両方が湧く環境です」

トップチームの環境で言えば、2016年に現在のクラブハウスになり、そこから再び優勝争いをして翌年に初タイトルを獲得しました。環境というのは、クラブの発展のための大きな要素になりますね。

中村「自分は環境を言い訳にしたり、周りのせいにしたりするなと言うことがよくあります。ただ環境を整えてもらってから優勝するようになったのも事実です。もちろん環境が良くても、うまくいかないチームもあります。なので大事なことは環境をうまく使うこと。環境が良いからこそ、より強く、たくましく成長してもらいたいですね」

猿渡「環境は大事だと思いますよ。アンカー・ジャパンのオフィスは飲み物もお菓子など軽くつまめるスナックも無料。服装も自由で、フレックス制を導入しています」

中村「そうなんですか!すごくいい会社じゃないですか(笑)」

猿渡「(笑)。でも、自由度が高い状態ですから、サボろうと思えばいくらでもサボれる環境でもあります。ただ、それだけ揃っていれば、普通は頑張りますよ。サッカーも同じで、これだけの環境が揃っていれば、練習を頑張りますよね。フロンターレさんもそうですが、環境ではウチも似ているかもしれません」

中村「この環境ではやるしかないし、やらないわけにはいかないという気持ちに自然になりますよ」

猿渡「周りから『頑張れ』と言われて頑張るのではなく、自分から頑張ろうと思えるかどうかも重要だと思っています。よく仕事で『やる気出せ』と言う人がいますが、言われて出るものではないし、それは指示が間違っているんです。どうすれば、やる気が出るのか。モチベーションの源泉が何なのか。アンカー・ジャパンはガジェットを取り扱っているので男性社員が多いと思われがちですが、実は女性の社員も多いんです。育休復帰率が100パーセントなのですが、働きやすい制度や環境は意識していますね。ここは食堂やプロテインバーまであるので、本当に素晴らしいと思いますよ。基本的な栄養管理などは考えなくていいわけで、その分、サッカーのことだけやればいい環境になっていますよね」

中村「ただ、甘やかしすぎかもしれません(笑)。まだ彼らはアマチュアですからね。でもプロクラブの育成組織ですし、プロに近い形にすることで、良い方向でプロ意識を養って欲しいと願ってます。大人の声がけがとても大切になってくると思います」

施設名は「Anker フロンタウン生田」で、Ankerグループのブランド名が各施設にも採用されています。アンカー・ジャパンにとっては初めてのネーミングライツ取得となりました。この辺のいきさつをお聞かせください。

猿渡「最初、フロンターレさんとはユニフォームスポンサーではなく、ライトなスポンサー契約から始めました。その後、ご縁があってトップパートナーになり、ご一緒していく中で、知っている人は知っているというブランドから日本人の4割から5割に知られる存在になることができました。アンカー・ジャパンとしても、さらにフロンターレとの関係性を幅広く強化していきたい思いがあります。今回、新しい施設が出来て、それまでアカデミーとは関わる機会がなかったので、とても良いタイミングになりましたね。メディアに取り上げてもらう際には、『Anker フロンタウン生田』という施設の名前が毎回出るため、知名度を広げるには良い機会になっています」

中村「プレオープンの段階でたくさんの記事が出ていましたね。Ankerさんの製品に関して言えば、自分もヘビーユーザーです。充電器、イヤホン、体重計などなど…… 我が家の日常の電化製品はほぼAnkerさん。僕が言うことでもないのですが、このタイミングでAnkerさんがフロンタウン生田のネーミングライツで入ってくれたのは、本当に心強いです。この施設もオール電化製品でAnkerさんなんですよね?」

猿渡「全部ではないですが、ヨガスタジオのスピーカーや執務エリアで使用している急速充電器などはそうですね。充電関連製品はあったら便利かなと思っています」

育成年代のサポートとして、完全ワイヤレスイヤホンやモバイルバッテリーを選手たちに提供するそうですね。

猿渡「弊社の製品は、モバイルバッテリーや完全ワイヤレスイヤホンなど日常的に使うものが多いので、そこは活用してくれればと思います。宣伝が目的というよりも、学生はお金がないですし、サッカーに集中してもらいたいので、それ以外のところでちょっとした日々のストレスを抱えて欲しくない思いがあります。例えばノイズキャンセリング機能があったら、勉強に集中しやすくなりますよね。すごく間接的にではありますが、アカデミーの選手をサポートする良い機会になっています」

中村「彼らにとってAnkerさんの製品は、日常に浸透してますからね。アカデミーの選手たちは、ここを卒業してからも自ずと買うようになると思いますよ」

猿渡「昔、渡したものなのか、ご自身で購入したものかは分かりませんが、三笘薫選手も海外に行った後にもAnkerグループの製品を使ってくれていました」

中村「つまり、そういうことです(笑)。自然と、横にAnkerさんがいることになる」

アカデミーで描く未来。そして、その先へ。 アカデミーで描く未来。そして、その先へ。

アカデミーの育成という視点で話を聞かせてください。去年のカタールW杯では、三笘薫や田中碧、板倉滉といったフロンターレの育成組織出身者が活躍したことが大きな話題になりました。先輩たちの活躍は、ここでの活動にどんな良い影響があると思いますか。

中村「彼らが活躍してくれたことと、このタイミングでこの施設が出来上がったのは大きな影響しかないですよ。自分が今いる場所にいた先輩たちが世界の舞台に行ったのだから、彼らにとってはものすごくリアルです。ここからトップに上がれば、ああいう活躍ができるかもしれないんですから。そこに育成組織の意味があるし、それがアカデミーの役割でもあると僕は思っています」

猿渡「ワールドカップはもちろん見ていましたし、現在の日本代表もフロンターレの関係者が何人もいますよね。アカデミーから育っていく選手が増えることで、日本全体でサッカーを盛り上げるきっかけにもなれればと思います。アカデミーではここがトップクラスの施設だと思いますし、それをサポートできるのは貴重な機会だと感じています」

中村「正直、ここはJリーグのクラブと比べても遜色のない施設だと思いますが、同時に危惧もしています。それはここがゴールになったら困るということです。人によっては満たされると成長しないということもあります。なのでここはあくまでスタートであり、この中からトップに上がるのはここ数年を振り返っても数人なので、本当の意味での競争です。だからこそ、みんなで切磋琢磨して欲しいです」。

伸びていく若手選手や若手社員の特徴として、お二人が感じることはありますか。

猿渡「基礎的な技術はもちろん重要です。プラス、素直な人ですね。新卒社員に限らずですが、ちゃんと吸収して、新しいことを聞いて直していくこと。中途採用の社員でも、例えば過去に違う会社でマーケティングをやっていたら、アンカー・ジャパンでも同じように活躍ができるわけではなく、会社ごとにやり方が違うと思うんです。新しいことを学び直すときに、一回アンラーニングできるかどうか。サッカーでも他のチームに来たら、戦術が違いますよね。そこで『自分はこれがいい!』と言っても通用しないわけです。そこで自分から学び直す素直さ。自分の成長のためにそれまでの学びを一回、捨てる。そういう意識がある人は伸びますね」

中村「サッカーもまさに一緒です。素直さがないと、色々なことが成長を妨げてしまうんです。自分がやりたいことだけをしていると弾かれる世界です。自分でやりたいことだけをどのチームでもやり通せる選手なんて、世界を見渡しても数パーセントもいないですから」

猿渡「エムバペぐらいですよね(笑)」

中村「彼自体が戦術ですから(笑)。大切なことは、今、猿渡社長がおっしゃったように、素直さや謙虚さになると思います。できない自分を受け入れられるかどうか。そして、そこからどうやって成長していくのかを考えられる選手ですね。田中碧だったり、板倉滉がそうでした。ちなみに三笘薫は自分とプレーする時はほとんど言うことはありませんでしたが(笑)」

猿渡「素直さ、謙虚さは本当に大事になりますね」

中村「ただ謙虚さを身につけるのは難しいですよ。そこは自分も含めた大人の役割になっていきますが……」

猿渡「謙虚さを身につけるには、一度は打ちのめされたほうがいいですね。頭がいいとか、サッカーが上手いとか、ちょっと知っているぐらいの時が一番危ない。学んでいくと、『自分は全然わかっていないじゃないか!』と気づく。そこを越えるのがポイントですね」

中村「サッカーだと、それがトップチームの練習参加になると思います。高校ではトップトップだけど、プロの練習に行ったらすごい場所だったと、みんなショックを受けて帰ってきます。でも、大事なのがそこからなんですよ。今年昇格した大関友翔や松長根悠仁には『トップで体感したことを、ユースに落とし込みなさい』と去年から会う度に伝えてました」

猿渡「一回、トップに行く体験は貴重ですね」

中村「だから、ユースからトップの練習参加に行く選手を増やすことですね。現実を知った上で、もう一回トップに行きたくなる循環が生まれれば、選手たちはさらに成長します。その循環が加速していけば、将来的にチームの三分の二がアカデミー出身者で埋まる話も夢ではなくなると思います」

川崎フロンターレは2017年からの6シーズンで4度のJリーグ優勝を果たしました。アンカー・ジャパンは、急速充電器などで世界No1のモバイル充電器ブランド「Anker」をはじめとしたハードウェアメーカーとして有名です。お二人が感じている「1位になること」や「1位であり続けること」のこだわりや大切さについて聞かせてください。

猿渡「マラソンでもそうだと思いますが、1位にいると2位とどのぐらい差が開いているのか、それをベンチマークできますよね。仮に2位と差が随分と開いていたら、他のことを考える余裕が生まれます。自分たちが業界をどうしていきたいのかなど、一個先のことを考えられるんです。そうなると、自分たちがやりたいこと、やれることも増えていきます。これがシェアを取り合う市場だと、どう取るのかということに目が行きがちになります。でも1位にいると、全体のパイを広げることに時間を使えるんですね。メンバーもよりやる気が出る作業に時間を費やせますし、社会全体にもプラスになると思います」

中村「業界の方向性を決められるというのはすごいですね。最初に優勝して自分が感じたのは、勝たないとわからないことがあるということです。何回も2位になって、『来年こそ!』と思うけど、結局、1位にならないと掴めないものがあり、その努力も報われない。1位になるために日夜考えることは無駄ではないけれど、どうやって優勝できるかは、優勝しないとわからない。でも優勝したことで、初めてこの一年間の取り組みやここまでの積み重ねが正しかったと思えるんです。そして優勝したことで日常の基準が大きく変わりました。それを知れたことが本当に大きいです。何度も壁にぶち当たって、ああしたほうがいい、こうしたほうがいい。それが全部、積み上がって正しかったと思えたことが大事ですね」

猿渡「なるほど」

中村「猿渡社長が、先ほどおっしゃった自分たちで方向性を決められるのと近い話ですが、優勝したということは、自分たちがその時点では一番上にいるので、そこからさらに成長すれば、他には負けないし勝ち続けられると思ったんですね。それは自分たちのスタイルもそうだし、やり方や取り組みもそうです。1位になって、これで良いんだと思えたことがどれだけ心の支えになったか。それまではどれだけやってもどうしたらいいんだと悩んで、それで年末になる。あれは苦しかったです。でもシーズンが始まるので、また全力で頑張る・・・その繰り返しでした。でも鬼木監督の1年目で、これまでやってきたことにさらに上積みを加えて、最終的に優勝しました。それで全部が肯定されたんです。勝てなかった時期の取り組みも無駄じゃなかったとわかるし、それも大きなパワーになったと感じますね。あとはシンプルに、優勝は気持ちいいです(笑)。だから、1位になるとまた頑張れます!」

猿渡「それはありますね(笑)。1位になると景色が違うし、達成感もある。憲剛さんがおっしゃったように、自分がやってきたことが肯定されるというのもありますし、今度はライバルがフロンターレを倒すために色々と準備してくる。そうなると、みんなのレベルが上がってくる。それは仕事もそうで、アンカー・ジャパンが業界をリードしていることで、他は真似てくるんです。でも、それを対策してまた勝っていく。切磋琢磨することで、業界内でもよりいい製品が生まれるし、お客さんにもよりいい製品が届くようになります」

中村「1位になると、当然、追われる身になります。周りが立ててくるあらゆる対策を上回って勝つ。それでまた成長できるんですよね。この1位にしかできない成長サイクルにい続けられるかどうか。もちろん、慢心して『これでいいや』となったらすぐに抜かれてしまう世界です。だからこそ、常に成長し続けなければいけません。ずっと勝ち続けられるサッカークラブは世界でもありません。だから面白いのですが」

猿渡「仕事でも、過去の栄光にこだわってしまう企業はすぐに落ちていきます。新しいことをどんどんやらないといけない。失敗しながらでも『次、次と』成長していけるかどうか。だからこそ、1位には理由があると思います。自分は将棋が好きなのですが、一手違うだけで、次の正解がまるで変わってしまう。全く同じように見えても、ピースが違うだけでも、答えが全然違うんです。そこを考え直さずに、同じでいいやとなると負けてしまう。そこは仕事も面白いところです」

中村「1位になっても喜んでいいのは一瞬ですよね。現役の時はここで止まっていられないと思って、やっていました」

猿渡「わかります。ウチも売り上げが100億になった時に達成感がありましたが、嬉しかったのは何日かだけです。これまで天井だと思っていたものが、達成したらそれが地面になっていきます。地面を見ていても、あまり面白くないですよね。だから、次を見ないといけない。よくマウントしてくる人がいるじゃないですか。そういう人は下ばかり見ているわけで、それでは成長しない。それよりも上を見たほうが楽しい」

中村「達成すると、次の野望がむくむくと出てきますよね。だから面白いし、そう思わないと勝てない世界に、お互いがいると思います」

猿渡「1位は取りたいと思わないと取れないですからね。例えばJリーグで5位でいいやだと、絶対に1位になれないし、最初からJ2に落ちないようにしていたら優勝はできません。基準を高くしないとそれを超えることはできないわけで、僕らの仕事もそこがすごく大事だと思っています。大谷翔平選手が目標に書いていたノートもそうですが、強い目標がないと自分のモチベーションがついていかない。頑張れと言われて頑張るのではダメ。ノーベル賞を取った人で親に言われて勉強していた人はいません。どの業界でもそうかなと思います」

中村「いやー、いい話を聞きました(笑)。成長には内的な動機づけと外的な動機づけの両方が必要だと思いますが、そういう意味で、ここは申し分ない施設です。ここでやることで基準が上がると思います」

ここはアカデミー育成拠点であると同時に、スポーツ施設や防災拠点としての機能も兼ね備えた場所になっています。将来的に、どんな場所になってもらいたいのか。お二人の展望を最後に聞かせていただければと思います。

猿渡「サッカーを好きになるのって、ちょっとしたきっかけだと思います。アカデミーに興味を持っている人はトップチームほど多くないと思いますが、ここは彼らを自然に見ることができる環境であり、触れ合える場所ですよね。フラッとここに来てフロンターレを好きになって、アカデミーに入ってトップまで上がる選手もいるかもしれないし、そういう選手が生まれていくのも良いですね。あとは周囲に施設が少ないので、川崎市民の憩いの場として過ごして欲しいです」

中村「複数の目で練習を見られることは、選手たちにとっても大事なんですよ。小さい子でも、お父さんやお母さんに見られていることが刺激だし、それが成長を促すこともあります。うちの子達も地域の方と触れ合うことで得るものがたくさんあります。もともとフロンターレは地域に密着してきたことで大きく成長してきましたし、その一環にもなります。地域にも開かれている場所なので、公園に遊びに来たフロンターレのフの字も知らない子たちにも門戸が開かれていますからね。僕個人としては、川崎にとっての大きな存在であると同時に、Jクラブと自治体とスポンサー企業の皆さんに組んでもらうことで、こういう憩いの場所が複数出来ていくと良いなと思っています。こういう形で地域の方とJクラブの育成組織の子達とのいい関係ができれば、他のJクラブも自分たちもこういう形でと思ってもらえるかも知れませんよね。ここが、そのモデルケースになって欲しいです」

猿渡「まさにそうですね。フロンターレのアカデミーからどんどん上がって、他のJクラブも『ウチも!』ってなると全体のレベルが上がっていきます」

中村「地域のシンボルにもなりますし、そうなって欲しいと思います・・・しかし、スポーツっていいですよ(笑)」

猿渡「はい(笑)。これ一つで何かが変わるわけではないですが、地域経済の発展、地域経済の貢献というところで増えていけば、日本全体にとっても良いことだと思います」

中村「Ankerさんで、全部やってください(笑)」

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[えんど・あゆむ]

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Deloitteにてコンサルティング業務やIPO支援に従事後、PEファンド日本産業パートナーズにてプライベート・エクイティ投資業務に携わる。Ankerの日本事業部門創設より参画し、同部門を統括。参入したほぼ全ての製品カテゴリでオンラインシェア1位を実現すると共に、創業10年目で売上350億円超を達成。現アンカー・ジャパン代表取締役CEOおよびアンカー・ストア株式会社代表取締役CEO。他EC / D2C運営企業の社外取締役や顧問も務める。著書「1位思考」。

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[なかむら・けんご]

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2003年のプロ入りから引退までフロンターレひと筋18年、最後まで再前線で駆け抜けた川崎のレジェンド。ハイレベルな基本技術をベースに、つねに相手が嫌がるプレー、相手が嫌がるポジショニングを狙いチャンスを演出しスタジアムを沸かせた。2021年1月の引退後は川崎フロンターレFRO(Frontale Relations Organizer)に就任。プロモーション活動やアカデミー、スクールでの育成普及活動など、サッカー伝道師として益々活躍の場を広げている。

1980年10月31日、東京都小平市生まれニックネーム:ケンゴ

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