9/28 (月) 2009
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歴史の目撃者

text by
広報部
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Jリーグ史上初めて。もしかしたら二度とないかもしれません。
「生涯最初で最後の10月7日! 鹿島戦」。
すでにお知らせしている通り、JTB首都圏川崎支店の特別な強力なサポートによって、何と1000円という驚異的な金額で準備されたアウェイツアー。
最初にこのツアーが企画された際、周りのスタッフはそれはそれは盛り上がりました!!
「インパクトのあるものをやるためには1000円クラスじゃないと!やろう!絶対にやろう!」と。ただ、JTBのワタマサとフロンターレのツアー担当だけが半泣き状態。
理由は… 9月12日に鹿島へ行った際のツアー料金は「3900円」だったからです。
実はもともと1000円でできるものを、儲けるために3900円にしていた!というなら、1000円にするのは簡単な話です。せっかくの機会だから、今回は儲けを度外視して… なんて話はよく聞きますよね。
但し、もともとアウェイツアーに関しては、フロンターレは1円も儲かりません。そんな取り分があるなら、その分を10円でも100円でもツアー料金から引いてほしい。そのくらいフロンターレのサポーターの皆さんが少しでも行きやすい金額設定にしてください!といつもJTBに無理なお願いをしている訳です。
とは言ってもJTBにしてみればバス代・高速代・人件費・会社でやっている以上、ほんの少しの儲けなど確保せざるを得ない費用があるわけです。削るだけ削って「3900円」だったんです。では、1000円にするためにはどうするか??答えは簡単。足りない分は我々フロンターレとJTBが負担すればいいんです。と… 言うのはすごく簡単ですが、そんな企画をそれぞれの会社に承認してもらえるのか心配でした。
JTBではワタマサが支店長に、フロンターレではツアー担当が社長に「参加者が1人増えるごとに、それぞれこれだけ負担額が増えていきます」と説明すると2人からは即答で「サポーターの皆さんの想いに応えるためには費用の問題ではない。やろう!全員で鹿島へ行こう!」との返事が。これで決まりました!!
9月12日のあの試合。今となっては誰のせいでもありません。いろいろな状況が重なり中断という結果になりました。
いつ再開するかわからない中で選手たちはずっと身体を冷やさないように動いていました。それはなぜかというと、カシマスタジアムの構造上、アップするスペースはサポーターの皆さんの応援席のすぐそば。ずっと声が聞こえていたんです。わざわざ鹿島まで足を運んでくれ、どしゃぶりの中で応援を続けてくれる皆さんがいるんですから、選手たちのテンションはすごく、そばにいると怖いくらいでした。それだけにあの時点で「ノーゲーム」と耳にした時はやっぱりショックで、「大事な試合なんだよ。この試合にかけてるんだよ。サポーターだってあんなに残って応援してくれてるじゃないか!それなのに何で!」って選手たちは大声で叫んでました。想いが強かったがために、もしかしたら誤解されてしまうような、見苦しい行動をとってしまった部分もあるかもしれません。
リーグ戦、ナビスコ、ACL、天皇杯… 様々な試合がありますが、もちろん毎試合全部勝つつもりで戦っています。ただ、相手もいること。1戦1戦の結果も、タイトルもそうです。相手も同じ気持ちで戦っているので結果はどうなるかわかりません。今シーズンもそうです。ただ、間違いなくこの試合は今シーズン、そしてフロンターレというクラブにとって確実に記録と記憶に残る大事な大事な一戦です。本当に生涯最初で最後の16分です。全員でMind-1の気持ちで鹿島へ行く、そして勝利をつかむという選択肢以外はありません。
金額の安さにひかれ、東京・神奈川地区在住の一部の鹿島サポーターの皆さんから問い合わせが来ています。
ただ、このツアーは鹿島だからNOとかではなく「川崎フロンターレのサポーター専用」のツアーです。どうか、どうか主旨をご理解頂き、このツアーへの参加はご遠慮ください。別ルートでスタジアムへ足を運んでいただき、お互い最高の試合をしようではありませんか。
すでに申込みが始まっている段階で急遽条件として決めるのは申し訳ない気持ちもありますが、これは川崎フロンターレとJTB首都圏川崎支店からのお願いです。そのくらい両社このツアーにかけています。
ユニフォーム・Tシャツ、何でも構いません。フロンターレのグッズを身に付けて当日は集合場所にお越し下さい。1人で恥ずかしければ、自宅からは私服で構いません。武蔵小杉で着替えてください。一致団結しMind-1で鹿島へ向かうため、スタジアムをフロンターレブルーに染めるためにも大事な条件です。フロンターレのサポーターでない場合は、その場で返金し乗車をお断り致します。
現在、「平日のナイトゲーム」「16分間」という条件があるにも関わらずクラブ史上最多の「22台のバス」を突破するのは時間の問題です。
当初は秋の行楽シーズンのためバスが8台しか確保できていませんでしたが、今日現在お申し込み頂いている皆さん全員が鹿島へ行けるだけのバスはすでに確保しました。ワタマサが必死で動き回りまだ数台分の空きもできました。
ぜひぜひ一緒に鹿島へ行って、フロンターレらしくMind-1で戦いましょう。
お申し込みお急ぎください! 一緒に行きましょう!
この一戦、現場で見なくては絶対に後悔します!!
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