7月20日（土）は日本代表チームが東アジア選手権に出場する為J1リーグはお休みです。しかし!この日は川崎フロンターレにとって大事な試合が等々力陸上競技場であるのです!そう、プリンスリーグ関東2部　第9節 ジェフユナイテッド市原・千葉U-18との一戦です。

昨年は悲願のプリンスリーグ関東1部に昇格を果たしましたが、強豪が集う1部リーグでは、厳しい戦いが続き、1年で2部リーグへ降格となってしまいました。
今年は1部への返り咲きを狙うべく、今野新監督のもとこれまでの8試合を戦ってきました。等々力での開幕戦、國學院久我山高校戦は自分たちのサッカーが全く出せずに1-3の敗戦。しかし第2節の水戸ホーリーホック戦で7-1と大量得点で勝利したことをはずみにして只今4連勝中の6勝2敗でリーグ首位に立っています。特に注目すべき点は得点力です。現在30得点と、圧倒的な得点力でリーグ1位を独走しています。そしてその得点力を支える注目プレイヤーを各学年から1人ずつ紹介します。

まずは1年生岸晃司選手。ここまではケガもあり途中出場が多い中、4得点と1年生ながら出場した試合ではしっかり存在感を示しています。前線でボールキープをして攻撃の核となるプレーは、とても高い技術を伴っていることを証明しています。昨年は川崎フロンターレU-15の得点源としてチームを全国大会に導き、ベスト8の原動力となるプレ－を披露。今年3月には1つ上の学年となるU-17日本代表に選ばれるなど、将来のU-18の中心となること間違いなしの選手です。

続いては2年生の三好康児選手。今シーズンは腰のケガでなかなか出場機会がありませんでしたが、ここ2試合に出場して、チームを救う2試合連続ゴールを決めており、U-17日本代表としての存在感を示しています。昨年からU-16日本代表の中心選手として活躍し、AFF Championshipというアジアの国際大会では優勝の原動力となる活躍をみせてくれました。これからの活躍が本当に楽しみな選手です。

最後に三年生のキャプテン脇坂泰斗選手。ここまでリーグ戦でチーム2番目（最多は岡田優希選手の7得点）となる6得点をマークし、キャプテンとしてプレーでチームを引っ張っています。サイドハーフでの出場が多い脇坂選手ですが、得意のドリブルと思いきりのいいシュートでジェフ千葉U-18戦も大いにスタンドを沸かせてほしいものです。

一方対戦するジェフ千葉U-18もここまで6勝2敗と好調をキープ、先日行われた現在3位の國學院久我山高校との上位対戦に3-2で競り勝つなど、勝負強さも見せています。ジェフ千葉U-18も昨年川崎フロンターレU-18と同じく2部に降格してしまったチーム。かなりの思いで昇格を目指しているに違いありません。

しかし川崎フロンターレU-18の選手達は絶対に負けない気持ちを見せてくれるでしょう。実は先日まで行われたクラブユース選手権関東予選でなかなか調子が出ず、栃木SCユースに0-6で大敗してしまった際、麻生グラウンドで選手が出てくるまで残り、鼓舞してくれたサポーターがいました。その後の試合で好調を取り戻し、プリンスリーグ1部の更に上位リーグのプレミアリーグに参加している三菱養和SCユースに勝利をするなどし、プレーオフ最終戦まで進みました。プレーオフ最終戦では同じくプレミアリーグに所属する鹿島アントラーズユースに0-1で惜敗し、クラブユース選手権本大会への出場はなりませんでしたが、選手達の口からはサポーターへの感謝の言葉と、プリンスリーグ1部昇格という形で恩返しをしたいという言葉があり、現在リーグ首位になっている原動力が伺えます。

「前半戦天王山」まさにこの言葉がぴったりの対戦は、7/20(土)　15:00キックオフ（14:00開門予定）で行われます!当日は15:00キックオフとはいえかなり暑いことが予想されます。熱中症には十分注意していただいて観戦していただきますようお願いいたします。悲願のプリンスリーグ1部返り咲きの為に負けられないこの一戦、是非とも等々力陸上競技場にご来場いただき川崎フロンターレU-18への応援をお願いいたします!!