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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

3/18 (水) 2020

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川崎球場時代の遺構を未来へ残すには?」富士通スタジアム川崎で開催

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富士通スタジアム川崎スタッフ

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川崎フロンターレが指定管理者を務める「富士通スタジアム川崎」はかつて「川崎球場」として、1952年から1992年までプロ野球チームの本拠地として約2,500もの試合が実施された日本スポーツ史上の歴史的遺産と言える場所です。
王貞治選手の700号ホームラン(1976年)、張本勲選手の3000本安打(1980年)、大洋ホエールズが出場した日本シリーズ開催(1960年)、7回のオールスターゲーム開催(1960、1964、1968、1972、1976、1980、1985年)、ミッキーマントル率いるニューヨークヤンキースによる公開練習(1955年)等、多くの名場面の舞台となりました。
中でも1988年10月19日に行われた「ロッテオリオンズvs近鉄バファローズ」伝説のダブルヘッダーは30年近く経った今でも「10.19」と呼ばれプロ野球ファンに語り継がれ、毎年10月19日には多くの野球ファン、スポーツファンが聖地巡礼に訪れます。
プロ野球以外でも都市対抗、高校野球、首都大学野球、地域の少年野球等、様々なカテゴリーで球場に関わった人々に愛されています。

「聖地」であるのは他のスポーツ団体にとっても同じことです。特にプロレスでは古くは力道山が満員の観衆を集め、また大仁田厚氏率いるFMWも電流爆破デスマッチを7回開催しています。その他、90年代以前の著名なプロレスラーは殆ど川崎で試合をしていると言っても言い過ぎではありません。

現在の「富士通スタジアム川崎」はアメリカンフットボールを中心にサッカー、ラクロス、アルティメット、ラグビー等、様々なスポーツ団体が利用していますが、やはりアメリカンフットボールが最も関わりが深いと言えます。
2007年には第3回アメリカンフットボール・ワールドカップが川崎市で開催され7試合が行われたことは川崎市のスポーツの歴史においても重要な1ページと言えます。さらに遡ると、1971年11月には今も富士通スタジアム川崎を定期利用している「シルバースター」が米軍と初めての国際試合を行っているのです。

調べれば調べるほど、知れば知るほど、奥深い、興味深い多くの歴史に彩られている川崎球場=富士通スタジアム川崎。そこには今も「川崎球場」時代の「外野フェンス」及び「照明塔」が残されており、この場所で紡がれた歴史の「象徴」として、スタジアムに集う多くの人々、市民を見つめています。そして、その遺構を一目見ようと、イベントの有無を問わず、見学者、巡礼者が後を絶ちません。「富士通スタジアム川崎」では、この日本スポーツ界の宝と言うべき「川崎球場」を、リアルタイムで知らない若い世代にも語り継ぎ「世代と世代を繋ぐ場所」になる事を目指し、これまで多くのイベントを開催してきました。

■「川崎球場の歴史を振り返るイベント」過去の主な開催実績
2016年3月5日(土)「川崎球場10.19~あれから10,000日~
2017年1月30日(火)「10.19を中心とした川崎球場の歴史を振り返る
2018年2月3日(土)「かわさき球場、今から見るか?昔から見るか?
2018年2月7日(水)「かわさき球場に想いを馳せる1日
2018年10月19日(金)「10.19から30周年イベント
2019年2月2日(土)「君は川崎球場を知っているか
2019年10月19日(土)「あれから31年目の10.19!」~近鉄戦士・加藤哲郎さんと共に川崎球場(現:富士通スタジアム川崎)隣の川崎競輪場で振り返る~

そして、昨年、2019年10月には川崎市に対し『川崎球場遺構保存に関する請願(川崎市が誇る歴史的遺産といえる「外野フェンス」及び「照明塔」を川崎市の文化財登録を求めた請願)』が提出されました。
詳しくはこちら
請願には前述の川崎球場で700号を放ったソフトバンク・王貞治球団会長も名を連ねています。

そして、今年、2020年2月6日、請願の審査が、市議会まちづくり委員会で行われ、全会一致で趣旨採択されました。出席した議員からは「市役所通りから照明塔が見えた時の、あの風景が文化財そのもの」「新たな観光施設としての可能性」「川崎市のスポーツ文化継承において重要」「富士通スタジアム川崎の意見を聞き、価値を見出すことが必要」等の声があがりました。当日の会場は傍聴席も満員で大変な熱気で溢れていたそうです。
当日の記事はこちら
今後、継続して「照明塔」の照度や安全性、「外野フェンス」の歴史的価値等の精査、が行われていくことでしょう。

富士通スタジアム川崎でも、3/28(土)に「第4回川崎球場HISTORY~川崎球場の歴史を未来に引き継ぐ~」というイベントの開催を予定していました。恒例のスペシャルゲストを迎えての「松本秀夫さんによるトークショー」をはじめ「スタジアムツアー」、「親子でキャッチボール」、大人気「流しそうめん」等、これまで通り参加型イベントを行う予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の情勢を鑑み無観客での「パネルディスカッションのライブ配信」という形に変えて開催することを決定しました。
歴史的遺産といえる川崎球場の「外野フェンス」及び「照明塔」等の「川崎球場時代の遺構」をどうやって未来に残すか?をテーマに「パネルディスカッション」を行い、その模様をライブ配信することとします。
タイトルは「川崎球場時代の遺構を未来へ残すには?」とストレートなものに変更となりました。イベントの内容は変わりましたが趣旨は変わっていません。そして当初予定していた初芝清さんと前田幸長さんという二人のゲストも、そのままご参加いただけるようになりました。会場での触れ合いを楽しみにしていた皆様には大変申し訳ございません。
ライブ配信にて会場の熱気をそのまま皆様にお届け出来るよう全力を尽くしたいと思います。続報をお待ちください。

■イベントタイトル:川崎球場時代の遺構を未来へ残すには?
■日時:3/28(土)15:00~
■配信方法:Twitter(富士通スタジアム川崎アカウント)
■参加者:MC松本秀夫さん
パネルディスカッションの参加者等、詳細は今後、富士通スタジアム川崎のオフィシャルHP
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等で発信していきます。

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