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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

5/ 3 (日) 2009

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中国遠征

text by

オフィシャルライター 麻生広郷

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ACL天津戦に向けて、チームは中国へ旅立ちました。Jリーグ横浜F・マリノス戦の試合後、その足で新横浜から名古屋へ新幹線で移動。さらにバスを乗り継ぎ、中部国際空港のホテルに宿泊し、翌朝に出発という忙しいスケジュール。マリノス戦の直後は選手の表情も曇りがちでしたが、一夜明けて気持ちを次の勝負に切り替えられたようです。体力的にはきついかもしれませんが、こういうときこそ明るいムードで遠征に向かいたいものです。

現在、新型インフルエンザ騒動の真っ最中ということで、移動中に着用するマスクもパワーアップ。選手やスタッフには抗ウイルスマスクが配られました。生地が厚いので最初は若干息苦しさを感じますが、乾燥も防げますし馴れると意外と快適ですよ。マリノス戦から直での移動なので、今回はスーツ姿にマスク。空港でもマスクをつけている人が多かったので、今回は浮かなくて済んだかも!? 中国でも検疫を強化していたので出国にやや時間がかかりましたが、無事天津に到着しました。

ホテルに入り昼食をとり、夕方から試合会場となる天津泰達球場でトレーニング。最初に関塚監督からやや長めの話がありました。「今日話したのは気持ちの部分のことです。マリノス戦はゲームを支配されていたわけではないのに、大事な試合を落としてしまいました。バイタルエリアまでボールを運びながら攻めきれず、逆にアバウトなロングボールから失点。こういうパターンが続いています。これは残念だったでは済まされません。後半のようにできるなら、なぜ前半からできないのか。そういった自分の考えを話して、選手たちと意見を合わせました」

この関塚監督の厳しい言葉で、選手たちの気持ちもよりいっそう引き締まったようです。マリノス戦に出場した選手は軽い調整で済ませましたが、残りのメンバーは引き締まった空気のなかでしっかり練習を行いました。本番に向けて着々と準備は進んでいますよ。

すると練習終わり間際、ぼそぼそとスタッフに耳打ちする選手が。知らない人もいるかもしれませんが、実は今年から選手会長に就任したイガです。聞くと、なにやらサプライズを計画しているとのこと。そう、5月3日はヤマの誕生日。去年のホーム鹿島戦で手厚い歓迎を受けたのは記憶に新しいところ。今回もヤマのバースデーをみんなで祝おうと、ケーキを手配していました。

エイジやスタッフがホテルの部屋でヤマを引き止めている間に、食事会場でライトを消して選手スタッフ全員が待ち伏せ。ヤマが来たところで明かりをつけてハッピーバースデーの大合唱。最初はびっくりして固まっていたヤマですが、照れながらも「ここで勝って、グループ1位で通過しましょう!」と音頭をとっていました。

普段はこういったイベント事の仕切りは伊藤主将の担当なはずですが、今回ヒロキはケガのため不在。でも、その穴をイガがしっかりと埋めてくれました。

連戦で大切なのはチームの一体感。ときには叱咤激励しながら、ときにはリラックスモードで。アプローチの仕方は違っても、チームを盛り上げていこうという気持ちはみんな同じです。山あり谷ありの長いシーズンですが、さまざまな個性を持った1人ひとりがチームとしてまとまれば、どんな苦しい時期も乗り越えていけるはずです。あとは試合に向けてコンディションを整えていくだけですね!

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