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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

8/22 (水) 2012

カテゴリー:

南極レポ⑥

text by

第53次日本南極地域観測隊 吉岡武志

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フロンターレ日記をご覧の皆様こんにちは、南極の昭和基地から吉岡です。
南極レポもとうとう最終回です。南極のこと詳しくなって頂けましたね。ぜひ周りの人に教えてあげてくださいね。

さて、今回は「観測」についてレポートします。観測隊の使命は観測成果を上げることです。でも、観測ってどんなことをしているのでしょうか。観測には、「基本観測」と「研究観測」があります。

まず、「基本観測」ですが、観測データを継続的に取得することを目的とする観測です。

●気象観測
気象庁から派遣された隊員が実施している、地上気象観測、高層気象観測、オゾン観測があります。気象庁は1957年の第1次隊より観測を継続しています。


●宙空圏変動のモニタリング
代表的なのがオーロラ観測です。こちらも1次隊から実施されている歴史ある観測です。南極レポ②でも触れましたが、昭和基地はオーロラ帯の下にあるので、オーロラを観測するには絶好の場所なのです。
現在、昭和基地では7種類の観測機器でオーロラの観測をしています。オーロラはとても弱い光なので、太陽が沈んで空が暗くなる夜に観測をおこないます。特に6月から7月
にかけて、太陽が昇らない極夜は絶好の観測時期です。

●気水圏変動のモニタリング
気水圏の隊員が南極の大気成分を観測しています。
南極地域の大気現象を監視することは、温暖化等の地球規模の環境変化を把握する上でとても重要です。

●地殻圏変動のモニタリング
地球を舞台に起こる変動現象を観測しています。
南極では、殆ど地震は起きませんが、昨年の東日本大震災や今年のスマトラ地震などは、地球内部を伝わり南極でも観測されました。


次に「研究観測」ですが、これは観測計画を公募し、科学的意義や国際的役割が高い計画が採用されて観測を行うものです。
現在53次隊で実施している代表的な観測は、「南極昭和基地大型大気レーダー(PANSY)」による上空500kmまでの大気の観測です。

そして、もう一つ代表的な「研究観測」として、「天文観測」があります。今年の11月に昭和基地より1,000km離れたドームふじ基地(標高3,810m)に天体望遠鏡を設置する予定です。南極は気温が低いため、熱雑音が少ない、極夜があり長時間観測ができる等、天文観測にはとても条件がいいのです。
理論上、ドームふじ基地で口径2mの望遠鏡を使用し観測すると、ハワイ島マウナケア山にある「すばる望遠鏡」(口径8.2m)と同等の性能が発揮されると言われております。(今回ドームふじ基地に設置するのは口径0.4mの望遠鏡です)

越冬生活も残すところ後5ヶ月となりました。日本では次の隊員が準備を開始しております。残りの期間で思う存分南極を楽しみ、そして観測成果を上げるよう越冬隊員一同努力する所存です。

皆様、数多くの応援メッセージありがとうございました。8月25日の「難局物語」楽しんでくださいね。昭和基地より川崎フロンターレを応援しております。


※「南極レポ⑤」はこちら
※「南極レポ④」はこちら
※「南極レポ③」はこちら
※「南極レポ②」はこちら
※「南極レポ①」はこちら

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