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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

8/ 2 (火) 2022

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祝‼川崎フロンターレSDGs賞創設

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SDGs担当

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川崎市産業振興財団主催で年4回開催されている「かわさき起業家オーディション ビジネス・アイデアシーズ市場」に今年から関係団体賞として「川崎フロンターレSDGs賞」が創設されました。

このコンテストは、川崎市から世界に羽ばたく元気な企業を輩出することを目的として開催されています。今年度からは、現在川崎フロンターレが力を入れているSDGs活動と企業のスタートアップを結び付け、SDGsに関連した新たな時代を切り拓くであろうビジネスアイデアに対して「川崎フロンターレSDGs賞」を贈呈することになりました。

そして7月22日(金)、川崎駅近くのK-NIC(Kawasaki-NEDO Innovation Center)にて、最終選考会及び表彰式が行われ、川崎フロンターレからは吉田明宏社長が参加しました。最終選考では、書類審査と面接審査を勝ち抜いた4つのビジネスアイデアのプレゼンテーションによる選考を実施し、かわさき起業家大賞(川崎市長)などの主催者賞と、各関係団体賞が贈呈されました。

記念すべき初めての川崎フロンターレSDGs賞には、LOOVIC株式会社の山中享さんが選ばれ、ふろん太とカブレラが描かれたオリジナルの賞状とユニフォーム、そして次回のかわさきSDGsランドの出展権を贈呈いたしました。

山中さんの提案したビジネスアイデアのテーマは「空間認知の社会課題を五感IoTで解決するLOOVIC」。視空間認知障害などの空間認知が苦手な人が、スマートフォンの地図情報システムなどに頼らず、景色に集中し、周りの状況を把握しながら目的地に向かうことが出来るシステム「LOOVIC」を開発されました。空間認知に苦手を抱える人とは、外出をした際、誰よりも迷いやすい、地図空間の認識や景色を記憶することにおいて極度の苦手を抱える方などのことをいう。対象者は、発達障害や高次脳機能障害、軽度認知症の方々にこのような症状が見られ、国内にはおよそ550万人が存在するとのこと。この取り組みが、SDGsの目標達成の大きなカギとなる共生社会の実現に向けて素晴らしいビジネスアイデアだと評価し、川崎フロンターレSDGs賞を贈呈いたしました。

授賞式後には交流の時間が設けられ、受賞された山中さんにお話を聞くと同時に、実際にLOOVICの技術を体験することが出来ました。山中さんのご子息は、実際に視空間認知障害を抱えておられ、家族を助けたい気持ちからビジネスを立ち上げられたそうです。LOOVICのプロトタイプ(試作品)を体験した吉田社長も、「力強いね‼しっかりサポートしてくれるね。」と大絶賛。力強い振動と立体音響で自分が進むべき方向を教えてくれる、心強いシステムでした。

これが完成品かと思いきや、将来的にはさらに小型化し、首周りにまとうネッククーラーのような形状のシンプルなデバイスにするそう。その理由として山中さんは、この障害はとても分かりにくい障害で、見た目も話し言葉もいたって自然で、周りから苦手だって気づかない人たちが抱える障害だとのこと。そのため当事者の方々は、特別扱いされるのではなく一般の方と同じように過ごすことを望んでおり、一般の方も、装着して違和感がないようにできるだけ自然なデザイン(インクルーシブデザイン)にするとおっしゃっていました。苦手を抱える人が身近にいるからこその視点で、素晴らしいアイデアですね。さらに、自分は地図が苦手な方だという人にもいいかもしれませんね。

今後も川崎フロンターレは、かわさき起業家オーディションに協賛することで、川崎発のスタートアップ、そしてSDGsのさらなる普及とSDGsに関連するビジネスを応援します。皆さんのこのコンテストへのご参加をお待ちしています‼

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