昨日からチームは毎年お世話になっている沖縄県中頭郡中城村に移動し、吉の浦公園ごさまる陸上競技場でトレーニグを行っています。
この日は水戸ホーリーホックとの練習試合。今年初のJリーグのクラブとの実戦トレーニングでした。試合形式は45分×4本。結果は4-5(0-2.1-3.1-0.2-0)。
得点者は阿部浩之、馬渡和彰、知念慶、宮代大聖(背番号順)でした。
練習試合後、鬼木監督の囲み取材があり、そこでのコメントです。
「このキャンプの練習試合でいろいろやりたいことがありますが、やはり詰めなければいけないことがまだまだ多いなと。あとはチャレンジする姿勢、メンタル的な部分を充実させていくことも必要だと思っています」
「今回の練習試合に関していえば、まずはお互いのコミュニケーションというか、新しい選手もいるのでいいところを出してほしいなと思っていました。どういうプレーするのか、どういうタイミングなのかをお互いにわかり合うためのゲームという認識です」
「選手同士で話してはいるんですが、意思の疎通がうまくできないときでも我慢強くやることが大事だと思います。去年もシーズンを通して我慢しながら勝ってきたので。そういうところを含めて、もっと上積みしていかなければいけないと思っています」
「失点に関しては自分たちのミスからが多かったので止めるのが難しいシーンではありますが、それでも意識として全員が最後の最後まで戻る、諦めないとか、1人ひとりがやるべきことをやらなければいけません」
「ただ、二部練習続きで疲れているなかで、1本目2本目に関しては最後の方は自分たちのリズムに戻そうという意識がありました。3本目、4本目にしても、自分たちの良さを出そう、点を取る姿勢が強かったと思います。時間の経過とともにポジティブなものもありました」
「逆にいえば、常に安定感のあるメンタリティを持ちながらやれるようにしたいと改めて感じているところです」
「新しい選手は模索しながらというところがあると思います。ただ、それは元からいる選手たちも同じで、新しい選手をどうにかしたいという思いから探り探りの部分があったのかなと」
「これはよくあることですが、そうしている間にテンポが上がらなかったり、それぞれが違う判断になってしまったり。本当は何も考えずに自然とボールが進めばいいんですが、まだそこまでいってないのかなという感じです」
「僕の考えとしては練習試合だろうが公式戦だろうが、勝ちながら修正していきたいですが、逆にいうと中途半端にというか、これぐらいでいいだろうではいけないゲームだったと思うんですよね。やるべきことやらないとやられてしまうというのが、みんなわかったと思います」
「選手に自分自身に矢印を向けてやろうと話をしました。それはプラスの材料かなと思いますけど。収穫があるとすれば新しいことにチャレンジしていこうとしているなかで、結局は自分たちがボールを持たなくちゃやりたいこともできないということです」
「例えばこういう攻撃をしようとしても、ボールをしっかり持たないことにはそこまで発展していかない。そういう意味でも、しっかり順序立てていかないと。急にはゴール前にボールがいかないので」
「そのあたりの考え方は、もう一度落とし込まなきゃいけないと思っています」
選手達にとっても色々な課題が出たようですが、チームとしての共通理解を高めていくのがこのキャンプの大きなテーマでもあります。
2次キャンプ後半は練習試合中心のスケジュール。
新加入選手も含めお互いの特徴を把握し合う大事な時期でもあるので、実戦を通じてチームとしての完成度を高めていってもらいたいですね。
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