1/ 7 (金) 2022
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富士通スタジアム川崎より新年のご挨拶2022

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富士通スタジアム川崎スタッフ
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新年あけましておめでとうございます。富士通スタジアム川崎です。
2015年4月1日にスタートした、川崎フロンターレにとって初となる「指定管理業務」、「富士見公園南側」及び「富士通スタジアム川崎」の指定管理者としての7年目(2期目の2年目)が終わり8年目が始まろうとしています。
「公園の賑わい」「稼働率向上」「利用者満足度」「アメリカンフットボールを活用したまちづくり」という川崎市が掲げるミッションをフロンターレならではの方法論で推し進め、アメリカンフットボールはもちろんのこと、サッカー、ラクロス、障害者サッカー、プロレス、チアダンス、SPARTAN SGXレーニング、ラグビー、アルティメット、グラウンドゴルフ、ポールウォーキング、かけっこ、ボクシング、新しいところではテックボール、等々、様々な競技大会、スポーツイベントを招致、開催し、多くの競技者、スポーツを愛する市民の皆様にご利用いただいてきました。
そして、この場所を単なるアメフト場、サッカー場、競技場では無い、地域の皆様が集う「場所」であると考え、施設の可能性を広げ、「夏祭り」「防災キャンプ」「ドッグラン」「屋台村」等スポーツに限らないイベント、事業を実施し「地域コミュニティのハブ」という存在を目指してきました。
富士通スタジアム川崎が自ら主催するもの、川崎市・川崎区と共催のもの、様々な団体、会社等が開催し、一緒にアイデアを練って実現させるもの。それぞれ背景、成り立ち、形態は異なりますが、根底にあるのは常に「市民の皆様に楽しんでいただきたい」「多くの市民の皆様に足を運んでいただきたい」という考えです。常にこだわっているのは「富士通スタジアム川崎」ならではの、そして「川崎フロンターレらしい」という部分です。
と...
ここまでは昨年末のフロンターレ日記、「2021年を振り返る:前半」のコピペですが...
皆様、ご存じの通り、
富士通スタジアム川崎にはもう一つの「顔」があります。
それは旧「川崎球場」としての顔です。
富士通スタジアム川崎はかつて「川崎球場」として1952年から1992年までプロ野球チームの本拠地として約2,500もの試合が実施された日本スポーツ史上の歴史的遺産と言える場所です。王選手の700号ホームラン、張本選手の3000本安打、等、多くの名場面の舞台となりました。
1988年10月19日に行われた「ロッテオリオンズvs近鉄バファローズ」伝説のダブルヘッダーは30年近く経った今でも「10.19」と呼ばれ、プロ野球ファンに語り継がれ、毎年10月19日には多くの野球ファン、スポーツファンが聖地巡礼に訪れます。
この川崎市の誇るべき歴史を、もちろん、野球以外でも多くの貴重な歴史を持っている、国宝とも言えるこの場所を、後世に伝えるべく、輝かしい歴史を語り継ぎ、そしてリアルタイムで知らない若い世代にも語り継ぎ、新たな歴史を積み重ねていくべく、指定管理期間がスタートした2015年以降、数々のイベントを開催してきました。
2016年3/5(土)「川崎球場10.19~あれから10,000日~」
2017年1/28(土)「10.19を中心に川崎球場の歴史を振り返る」
2018年2/3(土)「かわさき球場、今から見るか?昔から見るか?」
2018年10/19(金)「10.19から30周年イベント」
2019年1/14(月)第3回川崎球場今昔物語「君は川崎球場を知っているか?」
2020年2/24(月)「第4回川崎球場HISTORY~川崎球場の歴史を未来に引き継ぐ~」
2021年1/9(土)「スポーツインクルージョンフェスタ2021
これらのイベントでは川崎球場に縁がある多くのゲストにご来場いただきました。元ロッテ、生きる伝説、村田兆治さん、10.19のメインキャストと言える高沢秀昭さん、10.19の年に入団した堀幸一さん、神奈川が生んだ甲子園優勝投手、愛甲猛さん、準優勝投手、前田幸長さん、近鉄側から10.19を見ていた村田辰美さん、川崎球場での唯一の日本一を経験した元大洋ホエールズ土井淳さん、中塚政幸さん、そして(オンラインでの参加となりましたが)ミスター10.19、高校時代の最後の試合も川崎球場だった阿波野秀幸さん。レジェンド達の話は、全てが貴重で重みがあります。野球に興味がない人にも、一度来ていただきたい、本当に素晴らしいイベントなのです。
多くの人々に愛されている「川崎球場の歴史を振り返る」イベントですが「次はいつやるのですか?」という問い合わせ毎年数多くいただきます。
そして
ついに次回の開催日が決まりました。
2022年3月12日(土)です。
イベントの詳細は恒例の「松本秀夫さんによるトークショー」が開催される、ということ以外は、まだ決まっていません。
ですが
今回は特別な意味があります。
今なお遺り、見学者が後を絶たない「川崎球場時代の外野フェンス」と「3基の照明塔」を富士通スタジアム川崎では、日本スポーツ界の宝として、大切な文化遺産として、未来へ残したい、守っていきたいと考え、関係者の皆様と様々な活動を行ってきました。
しかし、
この度、正式に「照明塔」の撤去が確定しました。
※川崎球場遺構保存に関する請願 - まちづくり委員会資料
※サンスポ
ですので、今回はいよいよ撤去までのカウントダウンが始まった「照明塔」への惜別の情を込めた特別企画も検討中です。おそらく現在の「照明塔」の姿をイベントで見ることが出来るのはこれが最後です。
もちろん、いつものようにプロ野球ファンだけでなく、誰もが楽しめるイベントを目指しています。詳細は順次、ツイッター、ブログ等で発表予定です。是非、ご家族でご来場いただき、川崎球場の「今」と「昔」を堪能して頂きたいです。皆様のご来場お待ちしております。
もちろん「照明塔」へ強い思いを持っているのは野球関係者だけではありません。
1950年代から60年代にかけての川崎球場では力道山が率いる「日本プロレス」が、ほぼ毎年興行を開催し観衆を熱狂の渦に巻き込んでいました。「日本プロレス」は1971年まで大規模な興行を行い当時の所属選手だったアントニオ猪木さんやジャイアント馬場さんも(二人とも1960年のデビュー)毎年のように出場していました。そして時を経た1990年代には大仁田厚さん率いるFMWが5月5日をメインに毎年のように大規模な興行を行ったことで、川崎球場は、いつしか電流爆破の、プロレスの「聖地」とも呼ばれるようになりました。その後はプロレスとは縁が無い状態が続いていましたが、2020年8月29日、佐藤光留さんが率いる「ハードヒット」が久々のプロレス興行を行いました。そこには、かつて力道山を照らした「照明塔」が今なお健在であること、「その光に自分も照らされたい」という強い願いが込められていたのです。佐藤光留さんは2021年にも興行を行い1950年代から続くプロレスの歴史に三度目の光を当てています。2021年には今、最も勢いのあるプロレス団体であるDDTプロレスも開催されたことで富士通スタジアム川崎は改めてプロレスの聖地としての存在感を放ち始めています。富士通スタジアム川崎はプロレス関係者、プロレスファンの思いも背負っているのです
※8/21(土)DDTプロレス「WRESTLE PETER PAN 2021」
※8/22(日)ハードヒット「二コプロpresents佐藤光留デビュー21.5周年記念興行「真夏の変態祭り
このように富士通スタジアム川崎は、この場所に足を踏み入れ歴史を紡いだ人達、歴史を刻んだレジェンド達の思いも背負いつつ、新たな歴史を積み重ねながら、「世代と世代を繋ぐ場所」になることを目指していきます。
2022年も富士通スタジアム川崎にご期待ください!
「2021年を振り返る:後半」は次回のフロンターレ日記にて。お楽しみに!
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