宮崎市内での2次キャンプも終盤に入り、今日はFC東京との練習試合が行われました。

もちろん今シーズン初のJ1クラブとの対戦、しかも多摩川クラシコ前哨戦ということで、平日にも関わらず、たくさんのサポーターの皆さん、さらにはメディアの皆さんがかけつけ、風間監督も「今日はFC東京との試合だから、サポーターも多いし、メディアも多いな」と話すように注目度の高さがうかがえました。

試合のほうは45分×2本で行い、レナトとユウのゴールで2-0と快勝しました!!どちらのゴールも流れの中から相手を崩してゴール!といういい形が作れていました。特に前半は終始、安定した試合運びを見せ、FC東京にあまりチャンスを作らせず、2得点を奪いました。後半に入っても反撃に出る相手の攻撃をシャットアウトし、見事な完封勝利!!

練習試合とはいえ、3試合連続でアシストをしているノボリは「ここのところ練習試合でアシストできていますが、上がる回数自体はそれほど多くなくて、ここぞという限られたチャンスでしっかりゴールにつなげられているのはいいことかなと。それより守備に関してはまだ改善しなければいけないところはありますけど、失点ゼロにこだわって、J1のチーム相手でも続けられているのはいいことだと思います。ゴール前にボールを入れられても最後のところではね返すことができていますし、守備陣で話し合って結果がついてくるのはチームとしても自信になると思いますと充実した表情で話してくれました。

ノボリの話でもあったように、1次キャンプからここまで6試合を戦いましたが、そのうち5試合が無失点と、守備の安定がチームの好調の要因かもしれません。この日はキャプテンマークを巻き、後方からチームを支えるヨウヘイに話を聞きました。

「チーム始動から1次キャンプ、2次キャンプときて、かなりいい手ごたえがあります。守備に関しては、J1のチームとやっていい確認になったと思います。最後のところで相手に自由にやらせないように守備陣で話し合っていますし、数字にこだわろうという意識を持っています。練習試合では徳島戦以外はまずまずやれていますし、前線の選手にしてもヨシトのような経験のある選手があれだけ前からボールを追ってくれることに意義があると思います。チーム内の競争にしてもかなり厚みが出てきていると思います」と話していました。

さらには「新加入選手もチームに順応しているし、周りも新しい選手たちにうまく対応できていると思いますね。もともと能力の高い選手たちですけど、ヨシトたちの良さを周りがうまく引き出せているんじゃないですか。本人たちはどう思っているかはわからないですけど、後ろから見ていてこれほど早くフィットするとはという感じです」と新加入選手のフィットの早さに手ごたえを感じているようです。

その新加入のヨシトにも話を聞きました。
「コンディションはまったく問題ないです。チームにも馴染めているし、周りの選手の特徴もほぼわかってきました。連携に関してもボールが回るようになってきて、試合ごとに良くなっていると思います。チームとしてやらなければいけないことはありますけど、前線の選手は自由にやれるので楽しくサッカーができています。コンディションや連携はやればやるほどよくなっていくので、何をするというよりは試合をやりながら高めていくという感じです。この時期にここまで走れることはこれまでなかったです。ただ素走りするだけのようなトレーニングはなくて、ボールを使ったトレーニングがほとんど。ボールがしっかり足についている感じです。ただ長いシーズンなので、最初だけじゃなくて最後までしっかりできるようにしたいですね」と手応えを感じていました。

試合後には取材に来ていただいたメディアの皆さんにも、「調子よさそうだね!!」と声をかけてもらうなど、順調な仕上がり具合を見せています。2次キャンプでの練習試合はFC東京戦が最後となりますが、今度の土曜日に行われるプレシーズンマッチ栃木SC戦で本番さながらの雰囲気の中、どのような仕上がりを見せてくれるのか、今からとても楽しみです!!